ブログ「川辺にて思う」

季節の変わり目に


冬の気配を感じるのは好きです。

空気が冷えて、家の周りの草木は色が変わり始め、
この時期そろそろ外に停めてある車の上には頭上の柳の木から枯れ葉が降り積もり始めます。

さっき外出したネコが玄関先で鳴くので迎えに行くと、
空にはこうこうと照らす月と、
傍らにまるで流れる川を途中で突然切り捨てたかのような白い鱗雲の群れ。

少し離れて星がまたたいています。

凍てつく空を見上げながら空気の匂いを嗅ぎ、
ネコを抱き上げると、
どうやら他のネコと遭遇したらしく、
しっぽがふっかふかにふくれあがっています。

部屋の中は暖かく、
今日届いたばかりの新しいストーブは新参者であることを自己主張するみたいに、
最初の火を灯された新品にだけ許される匂いを放っているところです。

居間でソファに座って、
膝の上にコンピューターを置いて書き物を始めると、
必ずと言ってよいほど一度はネコがPCから膝を奪還しに来ます。

私の膝がPCに占拠されているのは許せないらしい。

少しいやな、
少し嬉しい新しいストーブの匂いを嗅ぎながら、
私は何だかちょっと
幸福なのだと思うのです。

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