ブログ「川辺にて思う」

100歳


今日は移動日でした。

とは言っても東京から横浜までなので、それほどの距離ではありません。

今日の宿泊先は公共の研修施設なので、
チェックインタイムの午後3時近くに到着するようにしました。

2時45分くらいに受け付けに着き、
チェックインシートに名前を書いたところで2時50分。

「チェックインタイムが3時なのでまだ鍵をお渡しできません」
と、予想通りの言葉を聞き、
3時ぴったりに鍵を渡されるために呼ばれました。

わかってはいるけれど、
やはりこの融通の利かなさを毎回体験すると、
自分の腹の中に何かが
うすーく積もっていくのを感じてしまいます。

それはいいとして、
先ほど

「板尾さんが100歳の夢を叶える」
という企画をテレビで見ました。

板尾さんというテレビタレントが毎週一人の100歳の方を訪ね、
その方の夢を一つ実現させるお手伝いをするというものです。

今日は福岡の100歳の男性が、
板尾さんとユニクロで買い物をし、
その後、Yahooドームに場所を移し、
大好きな野球選手と直接会う、
というものでした。

野球選手と会えることは事前には本人には知らせていません。

見ていて、おじいちゃんの笑顔と、
繰り返す
「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」
を聞いていたら、
またうっかり、
私ときたら「良かったねー」とか言いながら泣いていました。

もうホントに年を取ると涙腺がゆるくて困る。

私の伯父が中頓別にいます。
今年4月に満で99歳、数えで100歳の誕生日を迎えました。

『※ 年齢の数え方:満は、生まれた時は0歳、誕生日が来て1歳。
数えは、生まれた瞬間1歳、お正月が来る度に1歳加算。』

私の母は7人兄弟の末っ子で、
この伯父は上から2番目だったか、
3番めだったかの次男です。

母も9年前に他界し、
母の兄弟姉妹でたった一人残っているのがこの伯父です。

2年前の夏、
伯父を訪ねて中頓別に行ってきました。

なかとんに着いたのがもう夕方だったので、
ピンネシリ温泉に一泊して、
翌日の朝に伯父を訪ねることにしました。

携帯でツーショット写真を撮ろうと、
初めてインカメラを使うために一人で練習しました。

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少しでもやせて見えるようにとか、しわが少なく見えるとか、右向きの方が可愛いかもとか、口角は上げた方がいいとか、練習にも苦心の跡が見えます。

我ながら・・・・

次の日の朝、
伯父を訪ねてツーショット写真を連続で撮ったところ、
まだ起きて間がなく
どうやらむくんでいるようで、
前夜と同一人物かと疑います。

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伯父と私は同じ表情で笑っていてDNAを感じます。

若い時は武道をやっていて、
なかなかの男前で、
かなりモテていたらしいと母から聞いたことがあります。

初恋の話しとか、
戦争の話しとか、
ソ連に抑留されていた時の話しとか、
家族の話しとか、
たくさん
たくさん
聞かせてもらえました。

70数年前、
気になる娘がいたのに、
内気だった伯父は
映画に誘えなかったことを
今も少し悔やんでいます。

・・・・あんとき、勇気を出して誘えば良かったなあ・・・・・・・  

帰り際、

「おじさん、もっともっと長生きしてね。」
と、言ったら、

伯父は
「長生きするのが、いいんだか、悪いんだか、悪いんだか、悪いんだか、
もうみんないなくなっちまって俺だけ残されてるからなあ・・・・」

「私、あと20年したらここの老人ホームに一緒に入るから、もうちょっと待ってて」
と、頼んだら、

「そうか、もうちょっとだな、それまでがんばれるかな」

がんばらなくていいから

ちょっとだけ待ってて

おじさん

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