ブログ「川辺にて思う」

女子更生保護施設 ①


更生保再出を支える人たち


犯罪をした人や非行のある少年の中には,
ることのできる人がいなかったり,
生活
境に
まれなかったり,
あるいは,本人に社会生活上の
問題
があるなどの理由で,
すぐに自立更生ができない人がいます。


更生保
は,こうした人たちを一定の期して,
その
滑な社会を助け,再犯を防止するという重要な役割を担っています。

 

法務省のホームページから

http://www.moj.go.jp/hogo1/kouseihogoshinkou/hogo_hogo10-01.html

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八王子の女子更生保護施設「紫翠苑」で、
カウンセリングをさせていただいています。


私の役目は、覚せい剤依存や盗癖、
リストカットなどの衝動を抱える人たちの、
問題となる行動が繰り返されなくなるための手助けをすることです。


こちらには、
少年院を出てこの施設に来たという10代の少女たちが多く、
毎回、個人セッションでは自分の知識と経験、
能力の限界まで駆使して向き合うことになります。


自分の10代の頃を振り返ると、

非行にこそ走りませんでしたが、

感情が不安定で、

私はずいぶん荒れていました。


全てが理不尽で、

いつも何かに怒っていたような気がします。

私の心にはやり場がなく、

私の心には行き場所がありませんでした。


それでも、私には両親が健在で、

生活環境は整っていました。


自分のすさんだ感情の原因は、

傍から見たら見当違いに映るものだった筈です。


荒れていても、

臆病だったので、

悪いとわかっていることに
飛び込んでいく勇気というか、

無鉄砲さはありませんでしたが。


その頃、

補導員という大人を、

何となくなんら理由もなく敵と見なし、

少年院に行くようなことをしていないにも関わらず、

そのような施設を行き場のない子供を理解せずに、

管理して、

がんじがらめにする、

灰色の四角い建物のように思い描いていました。


今思うと、

昔々の網走刑務所を想像していたのではないかと思います。


ホルモンバランスの不安定な時期の妄想は果てしがありません。


紫翠苑の先生、スタッフの方々と接し、

保護されて少年院に入った青少年たちが
どのように変化していくものか、

そのお話を伺っていると、

私がかつて未熟な心に描いた少年院のイメージが、

ことごとく柔らかな色合いに塗り替えられていきます。


例えば

十代で覚せい剤常習となってしまう少女たちがいます。


彼女たちの生まれ育った家庭環境に、

両親も揃い、

離婚もしていない、

経済的にゆとりもありながら、

何故ここに来なくてはならなかったのかと、

常識では理解できない例が稀にありますが、


多くの場合は、

幼い頃に両親が離婚し、

片方の親にそれ以来会ったことがない、

上手くいけば祖父母に育ててもらえるが、


そうでない場合は、

片親の新しい恋人の顔色を伺いながら生活をする、

または性的虐待を受ける、

里親の元に預けられるも、

そこでも虐待が待っている等、

無邪気なか弱い幼い女の子が、


適切な保護が得られないとき、

どれほどの過酷な運命が待っていることか、

その瞬間のその子の抱えていた心細さや恐れを、

自分の感覚を開いて感じ取ったときには
戦慄が走ることがあります。


そこに安心や、

安全を感じ取ることを可能にする秩序はありません。

普通の日常が無法地帯なのです。


子供たちが保護され、

場合によっては補導され、

少年院に送られたときに、

生まれて初めて誰かが見守ってくれる中、
秩序
明日も安全が想定できる状態を経験する子たちがいます。



少年院で子供たちを見守り、

手助けする大人の先生方、

スタッフの方々の温かさに触れ、

人間の関わり合いを知るのだそうです。


かつての知っていた世界には、

どこにも居場所のなかった子たちが、

その世界は小さな世界で、

その世界のすぐ隣に大きな世界があることを知り、

そこには出入り自由なのだと知るのです。

ゴルゴ松本「魂の授業」

ゴルゴ松本「少年院で漢字を使った魂の授業」


次回は実際にその施設でコンステレーションを
立てた時の経験と気づきについてお話しします。


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