ブログ「川辺にて思う」

トレーナー養成トレーニングがスタートします。

私とハラルド・ホーネンが共同でトレーニングを開始したのが、
2004年の3月の終わりでした。

振り返ってみると干支を一巡したことになります。

ファミリー・コンステレーションは、
一見すると簡単にできそうです。

「クライアントの家族を代理する人を星座のように配置したら、
あとはその代理人たちがどう感じているかを教えてくれるからなんとかなる」

そう考えて、
ご自分のお仕事に取り入れる他セラピーのセラピストの方々や一般の方はいます。

それが、私が提供しているトレーニングに学び始めた人たちは、
実際に自分のクライアントに使い始めるまでにとても慎重になります。

丁寧に伝え始めながらも、
同時に自主勉強会を立ち上げ、
何年も何年も修行を継続しています。IMG_0557

私が呆れるほど、
みんな生真面目に取り組んでいます。

第1期トレーニングを開始した頃というのは、
私にとっては色々なことが一気に転換する激動期だったので、
私は無我夢中でハラルドのあとをついていくだけで、
彼の言葉を自分で通訳していながらも、
私自身がその言葉を噛みしめている余裕は全くありませんでした。

今、あらためて彼の言葉を拾い上げてみると、
まさにその通り、と感じることが散りばめられています。

第1期トレーニングの、
その開始の時のハラルドの言葉をご紹介します。

 

ハラルド:

これは私にとって、第25回目のファミリー・コンステレーションのトレーニングになります。ファミリー・コンステレーションの最も重要な土台となる、基礎をお教えするトレーニングです。

このグループがパイオニアとなります。
パイオニアグループはいつでもとても特別な存在です。

先駆者であるがゆえに、時には困難を抱えることもあるでしょう。

でも何年か経って、あなたはこのトレーニングのことを振り返ってみた時に、自分がこのトレーニングに学んでいたということをあなたの孫に誇りを持って言うことができる筈です。

 

このトレーニングでは、皆さんにとって明確なものとなるように、まず、バート・へリンガーが25年前(2004年の時点で)発見した彼の洞察を基礎として教えます。

 

彼自身は、コンステレーションは誰にとっても自由に使えるものであるべきだから、トレーニングは必要ないと言い、長年コンステレーションをするにあたって、始めなさいとかやめなさいとかいう認可システムはとってはいませんでした。しかし、それは後に色々な問題を作り出しました。その問題に気づいた時にはすでに手遅れで収拾は困難となっていました。

 

ですから、一切トレーニングを受けたことがないにもかかわらず、ファミリー・コンステレーションをやっている人が世界中にいるように、いずれ日本でも、トレーニングを受けないのに、ファミリー・コンステレーションをやっている人にあなたは出会うことになります。

 

それが現在、世界中で起きていることです。

 

ドイツでファミリー・コンステレーションをやっている人の9割は、トレーニングを受けたことがないはずです。(2004年の時点で)

でも、確かにそれは問題となっているのです。そのようにやっている人たちは、自分が何やっているかをわからないままやっていたりします。

 

ですから、このトレーニングは、自分が何をやっているかをわかった上でやりたいという人のためのトレーニングです。このトレーニングによって、あなたはちゃんと地に足をつけて、自分が何をやっているのかをわかった上で行えるわけです。

 

私は同時にシステミックセラピー、家族体系療法についてもお話します。

 

ファミリー・コンステレーション自体の変化を見ていくと、それが体系的な療法から現象的療法に移行して行っているのがわかります。

 

それに関して、それを俯瞰的に見る方法を皆さんにデモンストレーションを使って体感してもらいます。そのためにもまず、皆さんには体系的な、つまりシステミックな方法を説明し、お見せしていきます。



しかしながら、今日ではかなり多くの人が現象的なやり方で行なっています。

 

なぜなら、今、へリンガーがやっているのを人々は見て、彼らは10年前、15年前に彼がどのようにやっていたのかを知らないからです。

それに関して、どのように捉えたらよいのかという、その視野も皆さんには与えます。皆さんと一緒に、実際に行なってみます。

 

皆さんのどんな質問に対しても私はお答えします。

このトレーニングの中でなされる最も大きな間違いというのは、質問をしないことであり、私の言うことを鵜呑みにしてしまうことです。

なぜなら、これは、ただ信じればいいというものではないからです。多くの人がコンステレーションを見て、経験して、新たな信じることができる理論だと思い込みます。それは大変な間違いです。

 

このワークは未だに成長し続けているものです。そしてこれは、皆さんを通して時間をかけて成長していくものでもあります。

 

もう一つ、あります。

皆さんに提示するこのワークというのは、私がドイツで、日本で、また、世界中で経験したことと、そこから得た理解の全てを注ぎ込んでいるものでもあります。アメリカ、南米、中米、メキシコ、ロシア、イスラエルなどで、私はコンステレーションを教えてきています。

私が話をしている途中、それを時々思い出してください。それを自分の国の文化に適合するように、皆さんが自分で修正を加えてください。あなたが日本で人々に働きかけるときには、私が伝えていることを自分の文化に合うように、日本の人々が理解できるように翻訳してください。

 

それから、このワークというのは心理療法家だけのためのものではありません。

例えば、ソーシャルワーカーとか教師とか、会社組織に関して働きかける立場にある人とか、子どものために働いている人とか、また、これを特に夫婦やカップルの問題のために対処する人にも使えます。

 

また、これを個人セッションという形でも使うこともできます。

一度、この方法がどのように作用するのかを理解した上では、1対1で個人セッション形式で行うことはとても役に立ちます。代理人なしでこの方法をやることもできます。グループの中でどのようにこの方法が働き、作用するのかを理解したならば、1対1でクライアントのために行うのは非常に役に立つことでしょう。

 

ハラルドのトレーニング冒頭の挨拶からの引用です。
当時は、何てことのない、いい感じのご挨拶程度にしか思わなかったのですが、
今改めて読むと、短い挨拶の中に彼の経験から生まれたぎっしりと中身の詰まった、
たくさんの珠玉が隠されていることがわかります。

彼はトレーニングの方法を私に伝授した後、
病に倒れてしまいました。

ハラルドに頼りきっていた私は一度途方にくれましたが、
その後、何としても途絶えさせるわけにはいかないとふんばって、
彼の与えてくれた指導方法を守り、
踏襲し、発展させ、トレーニングのプログラムは、
日本人に役に立つ内容にできたのではないかと、
なんとか胸を張って報告できるところまでたどり着けたかなと思っています。

ハラルドは昨年の暮れに、10年ぶりにワークショップでファシリテートし、
参加者全員を感動させたと奥さんのブランカから連絡をもらいました。
その知らせを読んで、私は嬉しくて泣きました。

さて、これまでの12年間を無我夢中で駆け抜け、
トレーニングの質もある水準に達したと思える今、
次の段階に進まなくてはならないと感じるようになりました。

これからの干支一巡を使ってトレーナーの育成に入ります。

私がいなくなった後にも、
トレーニングを継続していってもらえるように、
真摯な姿勢で最も必要とする人のために、
ファミリー・コンステレーション、
システミック・コンステレーションを連綿と繋げていってくれる、
次の世代がのびのびと力を発揮してくれるように、
お手伝いさせていただく所存でございます。

現在の認定ファシリテーターから、
この春から、
3名がトレーナー養成トレーニングに進みます。

そしたらいつか、もしもトレーニングの最中に熱が出たときには、
彼らに任せて、
半日とか、一日とか私は休ませてもらえるようになるかも知れない。

わーい。

IMG_0558

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☆ ワークショップのお知らせです ☆



Ø  小林真美(チェトナ小林)オープンワークショップ

 〜原点に還る、等身大で生きる自分への道

 

東京: 2016220日(土)、21日(日)

http://www.hellingerinstitutejapan.com/schedule/2016_02tokyo.pdf

 

◯福岡: 2016
2
27日(土)、28日(日)

http://www.hellingerinstitutejapan.com/schedule/2016_02fukuoka.pdf

 

大阪: 2016
3
12日(土)、13日(日)

http://www.hellingerinstitutejapan.com/schedule/2016_03osaka.pdf

 

自分のいるべき場所にいて、自分本来のサイズを等身大で生きるとき、私たちは最も充実し、自身の能力は最も花開きます。そして、無理をしながら生きていかなくてもいいと生命の力に後押ししてもらえることに気づくのです。

       ☆ 個人セッションのお知らせ ☆

 ☆ 2016年は、個人セッションに使える日数が限られるため、

   セッション可能日をホームページ上でお知らせすることにしました。

 http://www.hellingerinstitutejapan.com/guide/session.html


 ☆ ニューズレターではブログとはまたちょっと違ったことを書いています。

 ご登録はこちらまで:http://www.hellingerinstitutejapan.com/newsletter/     


 

    2016年春開始ートレーニングお知らせです 

Ø   第7期ファシリテーター養成コース

   (3月下旬開講:研究コース以後を受講済みの方限定)

Ø   第8期トレーニング研究コース

       (4月初旬開講:基礎コース以後を受講済みの方限定)

Ø   第9期トレーニング基礎コース/新規募集

(4月下旬開講:週末(金〜日)3日間に開催)

 

 

 ☆ 平日開催のトレーニングを開始します

Ø  第10期トレーニング基礎コース/新規募集

       (5月下旬開講:平日(火〜木)3日間に開催)

    ※ 10期トレーニングは、週末に仕事がある方の為のコースです。

    ※ 次の平日のコース開催は早くて2年後、遅くて3年後となります。

 

    ご希望の方には各期トレーニング募集要項をお送りします。

詳細はニューズレター末尾の連絡先にお問い合わせください。 

  8期研究、9期基礎、10期基礎コースのそれぞれに早期申し込み特典があります。

 

 

  トレーニング受講生用ワークショップ参加費の特典

ヘリンガー・インスティテュート・ジャパンでは、トレーニングを受講している人、受講経験のある人に対して、ワークショップの参加費を変えています。

コンステレーションは、現場で感じとることで理解が深まるため、学びを継続しやすいように、自分の問題への働きかけなしでも参加しやすいように割引価格を設定しています。

Ø   トレーニング生 — 働きかけ有りで申し込む場合は一般の参加費と同じ。

Ø   働きかけなし:21,600円/2日間参加(消費税込)

Ø   トレーニング生に限り1日の参加も受け付け:10,800円(消費税込)

Ø   当日状況によっては働きかけ申し込みも割安で受付け。

 


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